フランスの印象

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 今回はイギリスのウォータールー(Waterloo International)駅よりユーロスターでフランスへ向かいます。

  
  (*左) ウォータールー駅。ユーロスターのホーム。

 ワーテルローと言えばナポレオンがイギリスに負けた戦いですから、この駅名は100年戦争以来のフランスへの嫌がらせですね。
ちなみに中世に梅毒が流行った時、イギリス人は「フランス病」と言っていたそうです。
ロシア人は「ポーランド病」、ポーランド人は「ロシア病」とののしりあっていたようですから根はとても深そうです。(=^ェ^;=)


  
  ビュッヘ(左)と2等の車内。新幹線のように座席は動き(方向転換)ません。

 途中ビュッフェにワインやら買いに行くと数人の列。皆ビールやらコーヒー、サンドウィッチなどを買っている。
その程度の買い物なのに列は一向に進まない。
何しろ売店のお姉さんが間抜けというかとろい。一つずつしか仕事をしない。
 こっちのお客さんが考えたりお金を出してる間に、次の人にビールを売るなんて離れ業はできない。
応用力、計算能力といい日本人の優秀さを実感します。

     

 さて、パリに着くと雨。ロンドンと違って整然とした町並み。どことなく、どこもおしゃれ。
モニュメントは金ぴかに飾られ、どれも大きいし、派手で見栄えがいい。
エッフェル塔もなぜか上品な感じ。


 フランスも信号はあくまで参考程度のお国柄。
パリも渋滞の街ですが、バイクはセンターラインを越えて反対車線を平気で突っ走ります。交通ルールなんてあるのかないのかようわかりません。
ロータリーなどはもう無法地帯。皆好き勝手にハンドルを切りますからとても恐い。


 
 (左)凱旋門のロータリーの様子。気の強いものが勝つルールのようです。
 (*右)コンコルド広場のオベリスク。ルクソール神殿から持ってきました。

 とりあえずコンコルド広場のオベリスク、凱旋門などをさっと見てルーヴルに向かいます。

 ルーヴルはともかく広い広い。館内に溢れかえる美術品。彫刻・絵画などがゴロゴロとあります。大英博物館もすごいけれど、やはりこちらもすごい。どちらも腰をすえてじっくり鑑賞にこないと批評などできません。

  

 翻って、我が国の上野や京都の国立博物館などの寂しさが目立ちます。世界に誇れる日本国の太古よりの歴史と文化財、美術、工芸品、芸術作品の数々を溢れるほどたくさん並べて欲しいものです。

  
(*左)グランド・オダリスク (右)民衆を導く自由の女神


さて、
今回の旅行の目的はなんといってもモン・サン・ミッシェル。
モン・サン・ミッシェルは「天空のエルサレム」と言って、中世には巡礼者がたくさん訪れたそうです。「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言う方が分かり易いかもしれません。

 出発が早いので朝食を早々に済ませましたが、迎えのバスに待たされること30分。海外ではよくある話。運転手も謝らない。
まっ、ともかく一路ノルマンディーへ。途中、トイレ休憩一回だけでひたすら高速を400Kmほど突っ走ります。
車窓の田園風景はまるで「フランス絵画の世界」。
 「フランスだもんなぁ (=^ェ^;=)」となんとなく納得。
 桂林や黄山で「水墨画の世界だぁ」と言うのと同じ事です。

  

 やがて、はるかかなたにモン・サン・ミッシェルの小さな姿がみえてきます。青空と海の間にそびえるモン・サン・ミッシェル。あたりにはモン・サン・ミッシェルの建物以外、何もありません。
本当に絵になる何とも美しい光景です。
バスはモン・サン・ミッシェルの手前で停車。定番の光景で各自記念撮影をします。綺麗、綺麗、感動、感動。(=^ェ^;=)


 幸い今日は観光客が少ないようです。ガイドさんは盛んに
「今日はラッキーラッキーですねぇ(*^o^*)」と言います。
混んでいる時は、何キロも前から渋滞だそうです。
モン・サン・ミッシェルの門を入って、土産物屋が並ぶ参道を少し進みます。


 (*左)モン・サン・ミッシェルの全景。
(中・右)せまい参道の両脇に土産物屋、食堂やお宿が並びます。


 村長の経営するとかいうレストランですぐ昼食。さすがフランスの食事は観光地でもなかなかのもの。イギリスとはレベルが違います。
シードルとかいう"林檎風味のビールみたいなの"を飲んで、気分がよくなった所で教会めざして参道を登ります。

  
 (*左)何度崩れてもせっせと積み上げたという苦労の傑作です。
 (*右)テラスからは湾の干潟が一望できます。


 聖堂の基壇は海面から76m。一汗かいた頃にそのテラスにつきます。湾にそそぐ川と干潟が拡がってすばらしい展望です。
海側のテラスからも美しい湾とちいさな島のコントラストが何ともいえません。吹き抜ける風も爽やかでリゾート気分。
高いツァー代の価値はあります。

 外の風景と比べると、お堂(修道院)はちょっと地味な感じ。以前は色々と装飾品やらで飾られていたようですが、度重なる火災やら何やらで今は積み上げられた石の壁と柱があるだけ。どの部屋も殺風景です。
何度も崩壊したらしいのですが、其の度にまたせっせと積み上げたといいますから、たいしたものです。

 小一時間の見学の後、自由時間となり各自で好きな所を観て回ります。しかしまあ、こんなのをよく造ったものです。

  
 (*左)中世に城塞として使用されていた跡が各所に残っています。
 (*右)綺麗な干潟ですが、土砂の堆積が問題となっています。



 帰りも高速を突っ走りますが、パリに着いたのは8時過ぎ。渋滞やら、入場、食堂で待たされたりすると11時位になる事もあるそうなので確かにラッキーな一日でした。


時間が早いので、夜の凱旋門の上へ夜景を見に行きます。
メトロ(地下鉄)は、行く先などの表示は終着駅のみ。
名古屋で乗っても、静岡で乗っても表示は「、東京←」、「→大阪」という感じ。
「浜松方面←」だ、「→岐阜羽島方面」だなどいうローカルな表示はありません。

 お登りさんにとってはこの理屈がわかれば逆にわかり易い感じです。車内の路線図も、乗り換え駅と路線番号など親切に表示されています。
市内路線は均一料金。1枚の切符で乗り換え自由。
切符は自動改札ですが、改札機はよく故障しています。降りる時は改札なし。
 ちなみに有料トイレの改札機?も故障していました。


 凱旋門はロータリーの真ん中のシャルル・ド・コ゛ール・エトワール広場にあります。
で、シャンゼリゼ通りから地下道を抜け凱旋門(広場)に。そして上へは螺旋階段を登ります。

 凱旋門の上からはエッフェル塔やシュンゼリゼ通りなどが見渡せます。
しかし、ロンドンもそうでしたがパリの夜景も意外と地味です。日本のようにネオンサインが溢れる光景はありません。

 夜景そのものは、東京や香港の方が綺麗だと思います。それでも凱旋門からの夜景と吹き抜けるパリの夜風に満足満足。
ちなみに夜も人通りのある所は治安はいいようですが、一人になったら要注意とのことでした。


 翌日はヴェルサイユ宮殿見学。
ヴェルサイユ宮殿も色々な見学コースがあって、とても一日では回りきれません。

  
 (*左)ヴェルサイユ宮殿、ルイ14世の騎馬像
 (*右)シャンデリアが印象的ですが、ここは"鏡"の回廊。当時鏡は超高級品だったそうです。


 昼はパリに戻ってラーメン屋へ。醤油ラーメンは結構美味しい。
チャーハンも日本の味付け。
あたりはほとんど外人。なんとなく優雅にラーメンを食べている。
しかしまぁ緑茶が3ユーロ。ほょ。
水やお茶がただの日本はいいですなぁ。


 最後はシテ島のノートルダム寺院などを散策。今回の旅行も早くもおしまいです。
シャルル・ド・ゴール空港へと向かいます。


      
(左)ノートルダム寺院。美しいステンドグラスが有名です。
(右)シャルル・ド・ゴール空港


 広々とした空港。
カウンターにはおしゃれなエアー・フランスのお姉さん。
カシャ、カシャとPCに入力しては、なぜか首を傾げながら荷物にタグを付けて行きます。
タグにはLHR  "ロンドンヒースロー"。タグは1枚だけ。

 「うちの目的地はヒースロー経由の福岡空港だけど・・・・・。(=^ェ^;=)」

 「うっ、ひょっとして、てめぇ荷物を途中下車させる気かい」

気がついた時にはすでに裏方に送られた荷物なんかもあったりして、危ない危ない。


 危うくヒースローのターンテーブルに送られる所でした。
マイナーな空港は奴ら知らない。適当に発送するからしばしば行方不明になる。 まっ、パリ → ヒースロー → ソウル →福岡 と荷物が届くのもたいしたもんですがね。


  
インチョン国際空港は明るく広々としています。ブランドショップもたくさんあります。

 ソウルのインチョン空港に着いたのは17時頃。時間があるので免税店でおみやげ探し。

 と、
 キムチを売る三人娘。
「おいーしですよ。(^o^)」
「ゆーめいなおみーせのキムーチです。(^-^)」
「よーつ買う。バーク付いてきます。(^_^)」
 トリプルアタックで売りつけてきます。

 おじさんにはとてもディフェンスできません。
 買わされてしまいます。

 すると、すかさず
「こちーら韓国のーり。(^o^)」
「これとーてもこうばしい。(^-^)」
「いかーがですか。(^_^)」

 またまたトリプル攻撃。
 このままでは、身包み剥がされます。
 「キムーチだけで、許ひてくーださい。・・・・(=^ェ^;=)」

 なんて事もありました。商魂たくましいですな。


 さて、福岡に着くと何やら町は静まりかえり、人はのどかに歩いています。誰もが信号を信じて、のそのそと渡っていきます。

 そこにはロンドンやパリの喧騒はありません。
天敵のいない離れ小島で、無防備な人達がぼーと暮らしています。
駅のホームには荷物は置きっぱなし。
列車が動き出せば皆居眠りを始めます。
皆、緊張感のかけらもありません。
日本はまだまだ平和で安全な国なんだとつくづく実感します。

 しかしまぁこれでは、世界と戦争しようなんて考えない方がいい。
絶対絶滅させられますな。(=^ェ^;=)




パリの風景@パリの風景Aモン・サン・ミッシェルベルサイユ宮殿